cloretsblackのテクニカルノート

言葉の意味はよくわからんがとにかくすごい自信だ

JTF2017で発表しました

昨年に引き続き、今年もJTF2017で発表させていただきました。 当日は過去最高の参加人数だったとのことで、運営の皆様は非常に大変だったかと思いますが、おかげさまで気持ちよく発表や交流を行う事ができました。 このようなすばらしい機会を与えてくださった皆様に、心より感謝申し上げます。

今回のテーマは「情シスのひみつ」という事で、16年勤務した情報システム部門で得た様々な経験についてお話しました。
申し遅れましたが、黒ブラはこの8月に部署異動をしており、情報システム部門を離れ、ソフトウェア開発部門に配属されています。

www.slideshare.net

今回の発表は、個人的には「卒業研究」と位置づけています。 退職エントリとかではないのですが、すこし、自分の話をしてみたいと思います。

黒ブラは新卒でユーザー企業の情シス部門でインフラチームに配属され、パソコンのヘルプデスク業務からキャリアをスタートさせました。 たまたま、新システムの開発の手が足りないという事で、Oracleデータベースの夜間バッチ開発を手伝う事になり、割と早いうちからデータベースを覚えました。 その後、本格的にサーバ、ネットワークの管理を担当し、LinuxやDBA業務を覚えていく事になります。

ちなみに、経験ゼロで入ったヘルプデスク時代に、部署にあった、当時誰も触っていなかったSniffer Basic(商用のパケットキャプチャツール)を見よう見まねで弄り倒していた経験が入社4年目辺りから徐々に形になりだし、サーバ、DBなどの構築や操作は素人の癖に、何故かトラブルシューティングの精度だけ高いという不思議な覚え方をしました。

今にして思えば、分からない事に対し、分からないなりに取り組む時の姿勢として、

  • エビデンスを探し、Factを積み上げる
  • 正常と異常をI/Oレベルで見比べ、切り分ける

を習慣化していたことが、壁に突き当たってくじけたりする事もなく、長期間学習を継続できたポイントだったのかもしれません。

このスキルはその後、WEBプログラミング等、新しい技術を学ぶ際に幾度となく黒ブラを助けてくれ、 今ではデータベースのデバッグや監視すらもパケットキャプチャを応用する事ができるようになりました。

この辺りの事は以前ハンズオンセミナーをやったときに興味をもたれていた方がいらっしゃったので、少しノウハウとして書き残しておきたいと考えています。 今後何らかの形で皆様のお目に触れる事があるかも知れません。 そのときにはどうかよろしくお願いします。