モロボシダンとSonarman
2015年、6月末にリリースした「Sonarman」、継続的にパケットキャプチャを取るための製品なんですけども。無償のVMバージョンは弊社の運用現場でも使われてまして、色々思うところなどひとつ。
論理的なトラブルシュート
先日、尊敬する大先輩と一緒に昼食をとったのですが、
そのときウルトラセブンの話になりまして、特撮ものって尺が短いから謎解きとか結構適当ですよねという会話で盛り上がりました。例えば。。
タケナカ参謀「なんだこれは」
モロボシ ダン「未知の宇宙金属です」
...そうなの!?
何で断言するの?
別の場所で金属のかたまりを発見
モロボシ ダン「これは地球の物質ではない。叩くものを貸してください」
→叩き割る
破壊された金属内部から機械のようなものが現れる
モロボシ ダン「発信機つきの電子頭脳だ」
...えっ本当!?(バカボン風)
もうちょっとよく確かめたほうがいいんじゃないでしょうか? 大丈夫ですか?
まぁここまで極端じゃないですけど、トラブルシュートするときには設定変更をトライアンドエラーすることがあります。これは別に普通です。故障箇所を見極めるときに誰しもがやることです。
ですが、全くの当て推量で適当にやってしまうと別の問題を引き起こしたり、時間ばかり消費してしまいます。
最悪もとに戻せないなんてことも…、あるかもしれません。
モロボシ ダンのように、根拠が不明なのに怪しい物体を割ってみる、みたいなことは、時間の限られた特撮の物語上でしか許されません(笑)
指針としては、何を根拠に変更を試すのか、人に説明できるレベルまでには問題の現象と仮説を組み立てるのが理想でしょう。そんな時、直接ネットワークのIN/OUTを可視化できるパケットキャプチャが役に立つというわけです。
私の実感としては大体4割近くのネットワークトラブルが疎通の問題です。
クライアントから出力されたデータがサーバのプログラムまで到達しないというレベルです。
つまり、パケットキャプチャさえ見ることができれば4割の問題は無条件で障害箇所を切り分けできるということです。全く難しいことはありません。
パケットキャプチャを仕込むということは少なからずネットワークに変更を加えるということですので、慎重になる気持ちも大変よく分かるのですが、障害が発生したときに必ずそのキャプチャが手元にあるという状態は非常に快適です。
先日製品版のSonarmanには蓄積されたパケットキャプチャを解析して障害の予兆を検知する機能をリリースしました。設定漏れや、不整合などを見つける、ネットワーク監査のような目的にも使用できます。遠隔にある目の届かない場所(海外など)でネットワークの障害対応を行うのに最適な製品です。
無償版のダウンロードはこちら
ソナーあれば憂いなし。
Sonarmanに興味がある方は、ぜひお問い合わせください!
@Clorets8lack